まぶたと目の周り
まぶたや目の周りは、刺激に敏感な部位です。
目の周りの皮膚は、皮脂腺が少ないため、非常に薄く、肌のバリア機能が低くなっています。顔の他の部位よりも3~4倍も繊細で、敏感といわれています。
特にまぶたは化粧品、シャンプーやリンスなど、アレルギーを引き起こす可能性のある物質やホコリが蓄積されやすい部位でもあります。また、一般的に1日に100回*¹も目の周りを触るため、まぶたは刺激を受けやすいです。
アトピー性皮膚炎と目
湿疹は体のどの部分にもできますが、目の周りは皮膚が薄く敏感で、血流が多く、脂質が少ないため、湿疹が特に発生しやすい箇所です。
上まぶたと下まぶたのどちらか、片方あるいは両方に炎症が起こることがあります。
その症状は、刺激によって異なります。目立たない赤みから始まり、接触性皮膚炎では、チクチク感、灼熱感を伴うつっぱり感、かゆみを伴う炎症へと進行する可能性があります。炎症により目が腫れ、皮が剥がれてしまうということもあります。これらの症状は、数日間続くことがあります。
*¹ A Study Quantifying the Hand-to-Face Contact Rate and Its Potential Application to Predicting Respiratory Tract Infection - Mark Nicas a & Daniel Best - University of California, Berkeley, School of Public Health, Berkeley, California - Published online: 25 Apr 2008
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