まぶたの炎症との付き合い方
まぶたの炎症のリスクを抑えるヒント、目の周りの肌状態をより良くケアする方法をいくつかご紹介いたします。
アトピー性皮膚炎とまぶたの炎症
アトピー性湿疹、接触性湿疹、アレルギー性湿疹のいずれにおいても、まぶたの炎症の本当の原因は診断されないことが多いようです。実際に、お医師様に相談されないケースが圧倒的に多く、明確な診断もないため、まぶたの湿疹の原因も特定されないのです。
大人のアトピー
成人型アトピー性皮膚炎「大人アトピー」は、小児期に発症することが多く、思春期以降も継続するケースは5%程度だと言われています。しかし、何年もおさまっていたのに再発したり、何の徴候もなく、高齢になってから発症することもあります。
アトピー性皮膚炎と目
目の周りの皮膚は、皮脂腺が少ないため、非常に薄く、肌のバリア機能が低くなっています。顔の他の部位よりも3~4倍も繊細で、敏感といわれています。
お子さまのアトピー肌とのお付き合い④ストレス編
アトピー性皮膚炎のお子様は、そうではないお子様より、決してストレスに敏感だということではないのですが、幼い頃から慢性的なかゆみに悩むアトピー性皮膚炎のお子様は、泣くことで不快感を表そうするため、そうではないお子様よりも泣く頻度が高くなるのです。搔きたいのに掻けない、ヒリヒリする、といった不快感はお子さまにとって大きなストレスの種となります
お子さまのアトピー肌とのお付き合い③運動編
運動はすべてのお子さまの成長にとても有益です。運動は少しだけでもお肌のトラブルやかゆみのことを忘れる気晴らしに役立ちます。
お子さまのアトピー肌とのお付き合い②日常生活編
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下した乾燥状態の肌に、アレルゲンやストレスなどの環境因子が影響を及ぼすことで起こる症状だと考えられています。
春に気をつけたいことー花粉とアトピーについて
春は意外と乾燥し、一年の中でも花粉が多く飛散する季節です。
羽白 誠先生
はしろクリニック院長
アトピーがストレスを生む -その関係と対策-
皆さんはアトピーでお困りではないですか。アトピー性皮膚炎で顔が赤くなると気分も憂うつになってきますよね。外に出たくない、このままこもっていたいなどネガティブな考えがでてきます。これはアトピー性皮膚炎があるために、精神的な症状がでてしまう状態です。憂うつな気分の他にいつ治るのか不安になったり、このお薬でいいのだろうかと不信感を抱いたりすることがあります。これらはアトピー性皮膚炎による「適応障害」といいます。
羽白 誠先生
はしろクリニック院長
ストレスがアトピーを悪化させる -その関係と対策-
皆さんはストレスでアトピーが悪くなったことを聞いたことはありませんか。テスト前になると決まってアトピー性皮膚炎が悪化するとか、就職してからアトピー性皮膚炎が悪くなったとかといったことは少なくはありません。じつはアトピー性皮膚炎はストレスによって症状が変化する代表的な皮膚疾患のひとつなのです。
千貫 祐子先生
島根大学医学部 皮膚科学講座 准教授 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士
アレルギーマーチって何?どうして起こるの?
アレルギーマーチは、アレルギーになりやすい子どもが成長するにつれて、様々なアレルギー疾患に次々とかかっていってしまう現象を表します(“マーチ”とは、行進のことを指します)。
千貫 祐子先生
島根大学医学部 皮膚科学講座 准教授 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士
スキンケアでアレルギーマーチを防ぐ!
アトピーを起こしやすい体質の赤ちゃん118名を、生後1週目から32週目まで、毎日しっかり保湿剤を使うグループとそうでないグループに分けてアトピーの発症率を観察した研究があります。 32週目で比較したところ、毎日スキンケアをしていたグループは、そうでないグループと比べて、約3割アトピーになる確率が低い結果となりました。ということは、アトピーから始まる悪循環、「アレルギーマーチ」 を防ぐためにも、もともと弱い皮膚バリア機能をサポートすることの大切がわかります。