スキンケア2021.05.17

日焼け止めについて

日焼け止めには、紫外線を熱などのエネルギーに変えることで肌へのダメージを防ぐ「紫外線吸収剤」を含むタイプと、散乱剤と呼ばれる、肌の表面を覆って紫外線を跳ね返す「紫外線反射剤」を含むタイプがあります。一般的に「紫外線吸収剤」の方が、かぶれを起こす可能性が高いと言われています。肌に合うかどうかは個人差がありますので、初めて使うときにはサンプルを腕などで数日間試してみて、肌との相性を確かめましょう。また、日焼け止めは、時間がたつにつれて減ってしまうので、1日に何度も塗り直す必要がありあます。一般的には3時間おきに塗るのがよいと言われています。

紫外線は一般的にはここに書かれているように、肌にダメージを与えます。しかし一部の波長の紫外線は、肌の炎症を抑える効果もあります。皮膚科では、アトピー性皮膚炎に対して、紫外線照射による治療を行っている施設もあります。すべての紫外線が悪とは言い切れません。医師の指示に従って使えばよいこともあります。

監修:はしろクリニック 院長 羽白 誠(はしろ まこと)先生




スキンケアに関するその他の記事